【わかりやすく解説】イラン×イスラエル戦争が始まると、なぜガソリンが高くなるの?
こんにちは!山室石油です。
今回は、少しシビアな話題を、日々ガソリンを扱う私たちの視点からお伝えします。
■ いま、何が起きてる?
2025年6月某日、イランとイスラエルが軍事衝突に突入したという報道が世界を駆け巡りました。
一見すると「日本には関係ないんじゃ…?」と思うかもしれません。
でも実は、この戦争が長引くと、日本のガソリン価格や私たちの生活費に直結する大きな影響が出る可能性があります。
■ なぜ戦争でガソリンが高くなるのか?仕組みをカンタンに解説
日本のガソリンの元になる「原油」は、ほぼ100%海外からの輸入です。
その中でも、中東(特にイラン周辺)は、重要な原油の供給元。
✔ カギは「ホルムズ海峡」
中東で採れた原油は、「ホルムズ海峡」という狭い海の道を通って、世界中へ出荷されます。
ここが戦争で封鎖されたり攻撃されたりすると…
原油の供給が止まる
原油を取り合う状況になる
市場がパニックになる
結果 → 原油価格が高騰!
■ 原油が高くなると、どこに影響する?
ガソリン・軽油・灯油の価格がUP
→ 給油時の出費が増える。配達灯油の単価も影響を受ける。物流コストがUP
→ トラック・船の燃料代が上がり、食品や日用品の仕入れコストが上昇。電気代・ガス代のUP
→ 火力発電や都市ガスの原料も原油価格に影響を受ける。
つまり、車に乗らなくても、ほとんどの家庭が影響を受けるということです。
■ ガソリンスタンドの現場では、すでに影響が…
当店でも、仕入れ価格が数日単位で上がったり下がったりしており、
今後は「急な値上げ」に対応しなければならない可能性が高くなってきました。
とはいえ、できる限り地域の方の負担が増えないように、
私たちも価格調整に努力しています。
■ 今できる生活防衛策は?
日常生活にできるちょっとした工夫で、影響をやわらげることができます。
✅ 早めの給油・灯油購入
→ 上がり始める前に入れておくのが安心です。
✅ 燃費を意識した運転
→ 積みっぱなしの荷物を下ろす、エンジンの空ぶかしを控えるだけでも変わります。
✅ 「必要な時だけ乗る」工夫
→ まとめ買い・相乗りなど、ムダな移動を減らすのも◎。
■ 最後に:世界の情勢と、私たちの生活はつながっている
ガソリンや灯油の値段は、「地元のお店」が決めているようでいて、
実は世界の情勢に左右される”非常にデリケートな価格”です。
不安なニュースが続くと、つい気持ちまで落ち込みそうになりますよね。
価格の変動がある中でも、安心してご利用いただけるスタンドであることを第一に、これからも対応してまいります。
よかったら、立ち寄ったついでにスタッフと世間話でもしていってください😊